昨日に引き続き、舛添厚労相からみの話題を。時事通信(2008年1月22日)産科医不足で実態調査=各閣僚に協力呼び掛け−舛添厚労相という記事を配信した。
舛添要一厚生労働相は22日、閣議後の記者会見で、全国の産科医不足の現状を把握するため、各都道府県に実態調査を指示したことを明らかにした。
舛添厚労相は、19日に実施した産科医などの医師不足問題に直面する飯田市立病院(長野県飯田市)の視察を踏まえ、会見で「産科医不足は喫緊の課題」と発言。この日の閣議で産科医不足を解消するため、各閣僚に協力を求めるとともに、福田康夫首相から早急に具体策をまとめるよう指示があったことも明言した。
これから調査するのですか、と言いたくなる。地域の産科が壊滅状態に近くなるまで放置していた責任は問わないのだろうか。
実は、昨日の「ホームレス発言」も「見習い発言」も、「勤務医 開業つれづれ日記」という医療系ブログで初めて目にした記事である。RSSリーダーに入れて愛読している。このブログで特に有名なのは、【産科・小児科 休止一覧】という特集である。最新のデータはこちらをご参考にしていただきたい。医療系雑誌をはじめとして、各地方自治体の内部資料としても広く使われている有名なデータである。
訴えを引用する。
改めて、皆様のご協力に感謝いたします。
本当に、ありがとうございます。
H18年度からの産科の
休止、廃止などを一覧にしております。
全国で産科、小児科をはじめとする
医療の崩壊が報道されています。
この休止一覧はあたかも
日本医療の崩壊を表す
”墓標”のように見えてなりません。
どうか、
心ある方々の一人一人の声で、
医療費削減一辺倒の
日本の医療政策を変えて下さい。
一度、破壊された医療システムが
再び戻るのには、途方もない努力と歳月が
必要なのですから…。