心理学

モラルの起源

今回は、クリストファー・ボーム著「モラルの起源」を紹介する。本書は、進化人類学者の著者が、「更新世後期タイプの(Late Pleistocene appropriate)」狩猟採集社会に住む「LPA狩猟採集民」の研究を軸に、道徳、良心、利他行動はどのように進化したのかを…

サイコパスの脳

前エントリーに引き続き、中野信子著「サイコパス」の話をする。サイコパス (文春新書)作者: 中野信子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/11/18メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る 中野信子氏は、共感性の欠如仮説の立場より、サイコパス…

あなたの隣のサイコパス

難しい脳科学をわかりやすく解説することで定評がある中野信子氏の著書「サイコパス」について紹介する。なお、本エントリーの表題「あなたの隣のサイコパス」は、本書の「はじめに」から引用したものである。サイコパス (文春新書)作者: 中野信子出版社/メ…

未知性が偏見や差別を引き起こす理由

先日のエントリーで「未知の漠然とした不安が、偏見や差別を引き起こす」ことを指摘した。このことに関し、少し掘り下げてみる。【関連エントリー】 障害者の社会復帰政策と施設コンフリクト(2015年1月2日) 友達の数は何人?ダンバー数とつながりの進化心…

友達の数は何人?ダンバー数とつながりの進化心理学

ネットを見ていたら、人間心理学。人間はこういう風にできているということがわかる、25の心理学的事実 : カラパイアというエントリーが人気となっていた。 25の心理学的事実それぞれ興味をひくものばかりだが、そのなかで、NO.2にあげられている「友人の数…

野蛮な進化心理学

「殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎」という扇情的な副題はついているが、人間行動の基本的な原則を丁寧に説明した良書である。重要と感じた点をメモする。野蛮な進化心理学―殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎作者: ダグラス・ケンリック,山形…